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常設備のよもやま話~ 新人が伸びる現場、辞める現場~

皆さんこんにちは!
常設備、更新担当の中西です。

新人が伸びる現場、辞める現場 給排水設備の職人を育てるために大切なこと

給排水設備工事は、経験を積みながら多くの技術や知識を身につけていく仕事です。

配管の種類。

継手。

工具。

給水。

排水。

器具の接続。

図面。

現場での納まり。

覚えることはたくさんあります。

そのため、新人が入社しても、すぐにベテランと同じような判断ができるわけではありません。

一方で、少しずつ仕事を覚えて長く活躍する新人もいれば、技術を身につける前に辞めてしまう人もいます。

その違いはどこにあるのでしょうか。

今回は、給排水設備工事における新人教育について考えてみます。

★最初は材料の名前すら分からなくて当然

給排水設備工事を初めて経験する人にとって、現場には知らないものがたくさんあります。

配管の種類。

継手の名前。

サイズ。

バルブ。

工具。

専門用語。

先輩から、

「この継手持ってきて」

と言われても、初日は分からなくて当然です。

そこで、

「そんなことも知らんの?」

と言われると、新人は質問すること自体が怖くなります。

最初は知らないことを前提に教えることが大切です。

➡“どこにつなぐか”だけでなく“なぜ”を教える

新人に、

「ここからここまで配管して」

と教えれば、その場の作業はできるかもしれません。

しかし、

なぜこのルートなのか。

なぜこの高さなのか。

なぜここで固定するのか。

なぜ排水には流れを考える必要があるのか。

理由まで理解することで、初めて別の現場でも応用できるようになります。

設備工事では現場ごとに納まりが違うため、「考える力」を育てることが重要です。

⚒まずは基本の仕事から覚える

新人にいきなり難しい器具接続や複雑な配管を任せる必要はありません。

最初は、

✅ 道具の名前を覚える

✅ 材料を整理する

✅ 配管を運ぶ

✅ 先輩の補助をする

✅ 現場の片付けをする

といった基本から始めます。

一見すると地味な作業でも、

「どの材料をどこで使うのか」

「先輩が何を準備しているのか」

が少しずつ見えてきます。

★実際に触らせることも大切

仕事は、見ているだけでは身につきません。

先輩が配管しているのを毎日見ていても、自分で工具を持つと難しいものです。

そのため、基本を教えた後は、

材料を測る。

配管を切る。

簡単な接続を練習する。

先輩が確認する。

少しずつ実際の作業を経験させることが大切です。

できない部分があればその場で教え、次の作業につなげます。

⚠安全については具体的に教える

給排水設備工事では、電動工具や刃物、高所作業などが発生することがあります。

また、重量のある材料を運ぶ場面もあります。

そのため、

工具の安全な使い方。

材料の持ち方。

脚立を使う場合の注意点。

周囲の確認。

を具体的に教えることが必要です。

「気をつけろ」

だけでは新人には分かりません。

何が危険なのか。

どうすれば安全なのか。

そこまで説明することが大切です。

☺質問できる現場が新人を伸ばす

新人が伸びる環境には、

「分からないことを質問できる」

という特徴があります。

同じことを聞いたら怒られる。

忙しそうだから声を掛けられない。

自分で考えろと言われそう。

この状態では、新人が分からないまま自己判断することがあります。

しかし、給排水工事では施工後に隠れる部分も多く、間違いをそのままにすると後から大きな手戻りにつながる場合があります。

迷ったら確認する。

この文化が大切です。

✅できるようになったことも伝える

新人教育では、できていない部分ばかりが目につきがちです。

「配管曲がってる」

「準備遅い」

「もっと周り見て」

もちろん指導は必要です。

しかし、

「材料覚えてきたな」

「切るの早くなったな」

「最近、次に使うもの準備できてるな」

と成長した部分を伝えることも大切です。

自分が少しずつ成長していると分かれば、仕事への意欲にもつながります。

⚖先輩によって基本ルールを変えすぎない

職人それぞれに、長年の経験から生まれたやり方や工夫があります。

しかし、新人にとって困るのが、

Aさんにはこう教わった。

Bさんには違うと言われた。

という状態です。

特に、

安全ルール。

材料の基本的な扱い。

施工確認。

会社としての品質基準。

報告方法。

こうした部分はできるだけ統一することが大切です。

まず基本を学び、その後に職人ごとの工夫を覚える方が理解しやすくなります。

⚠“見て覚えろ”だけでは難しい

職人の世界では、

「見て覚える」

ことも大切です。

先輩がどの順番で施工するのか。

どこを見て配管ルートを決めているのか。

どのタイミングで確認しているのか。

見ることで学べることはたくさんあります。

しかし、新人には何を見ればいいか分からないことがあります。

「今ここを見ている」

「この配管との距離を考えている」

と少し言葉にするだけでも、理解度は変わります。

☕日常の声掛けも大切

新人は、

「仕事についていけているかな」

「迷惑をかけていないかな」

と不安に感じることがあります。

そんなとき、

「慣れてきた?」

「分からんことない?」

「今日どうだった?」

と先輩から声を掛けるだけでも安心感につながります。

相談できる関係があれば、小さな問題を早めに解決することもできます。

⭐新人を育てることは設備技術を未来へつなぐこと

給排水設備工事には、経験によって身につく力があります。

図面を見る力。

配管ルートを考える力。

納まりを見る力。

水の流れを想像する力。

他業種との工程を読む力。

こうしたものは、一日では身につきません。

だからこそ、

教える。

見せる。

実際にやらせる。

確認する。

少しずつ任せる。

この積み重ねが必要です。

私たちも、これまで培ってきた給排水設備の技術を大切にしながら、新しく入った人が安心して学び、長く活躍できる環境づくりを大切にしていきます。

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