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皆さんこんにちは!
常設備、更新担当の中西です。
さて今回は
~配管更新・器具交換・手続きまで~
キッチン・浴室・トイレの入れ替えや、水漏れがきっかけの配管更新。給排水の設計と施工は、見えないところほど差が出ます。本記事では、現地調査→設計→施工→検査→アフターの流れを、初めての方にも分かりやすく解説します。🛠️✨
給水・給湯:材質(亜鉛メッキ鋼管/銅管/架橋PE/ステンレス)、水圧、止水栓の状態
排水・通気:勾配、桝の破損、トラップの水封、通気の有無
下地・経路:床下・天井裏のスペース、コア抜きの可否、断熱・保温の状況
かんたん漏水チェック💡:誰も使っていないのに水道メーターのパイロットが回る→どこかで漏れの可能性。早めに診断を。
同時使用水量から給湯器容量・配管径を選定(例:家族4人・浴室+キッチン同時→20号以上が目安)
排水勾配:1/50〜1/100を原則、長距離は通気を併用して流下安定
騒音対策:寝室近傍は防音排水管+吊り金具のゴムライナー
電食対策:異種金属の接触は絶縁継手で遮断
給水・給湯:リフォームはさや管ヘッダー工法がメンテ性◎/露出配管は被覆銅・架橋PEが扱いやすい
排水:屋内は耐衝撃塩ビ(HT/VP)、屋外はVU管+桝を適所に
保温:給湯・屋外配管は保温材+防水テープで凍結・結露を防止
養生・仮設止水 → 2) 旧配管撤去・器具外し
新配管敷設(圧力試験) → 4) 器具取付・接続
通水・漏れ検査 → 6) 断熱・保温 → 7) 壁床復旧・清掃
試験のコツ📝:給水は加圧、排水は通水と目視+内視鏡でWチェック。
範囲:キッチン/浴室/洗面/トイレ/屋外桝など、部位ごとの数量
復旧:壁・床の下地・仕上げは誰がどこまで?
保温・防音:材料の等級・厚みの明記
廃材処分:産廃費の計上、搬入出・駐車費の取り扱い
諸手続き:水道局への開栓・メーター口径変更が必要なら記載
排水勾配不足→通気不足とセットで詰まり・悪臭に。通気弁や立て管増設を検討
ピンホール漏水(古い銅管)→区画更新で根本解決
凍結→北面や床下は保温+ヒーターで予防
年1回:屋外桝清掃・グリストラップ清掃(店舗)
3〜5年:止水栓・フレキの点検、シール更新
冬前:屋外蛇口カバー、空き家はドレン抜き
給排水は設計(数字)×施工(段取り)×検査(記録)。見えない所を丁寧に作るほど、暮らしの快適さは続きます。現地診断・概算お見積りは無料。写真を送っていただければオンライン提案も可能です。📩🧑🔧
常設備では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。
皆さまのご応募を心よりお待ちしております!
皆さんこんにちは!
常設備、更新担当の中西です。
さて今回は
~経済的役割~
建物の表面からは見えにくい存在でありながら、私たちの生活や産業活動の根幹を支えている「給排水工事」。住宅、オフィス、工場、商業施設、医療機関、農業施設に至るまで、あらゆる場所に給排水設備は必要とされており、それを支える工事の重要性は計り知れません。
給排水工事が持つ経済的な役割に焦点を当て、その波及効果や将来的な意義について深く解説します。
給排水工事は、建設現場において不可欠な専門分野の一つです。躯体工事と同時進行することも多く、建物完成の鍵を握る存在です。
住宅やビル建設の基本インフラとして不可欠
→ 設備工事全体の約30%を給排水工事が占めると言われており、建築業全体の成長と直結しています。
リフォーム市場の拡大による安定需要
→ キッチン、トイレ、浴室など水回りの改修需要は高く、景気変動に左右されにくい特性があります。
これにより、給排水工事業者は新築だけでなく、リフォーム・改修市場においても継続的な雇用・投資の受け皿となっており、建設関連業界全体の経済を支えています。
給排水工事は、高度な技能と現場経験を要する職種であり、専門職人・技術者の雇用を生み出しています。
技能職人・設備設計者・現場管理者など多様な人材需要
地域密着型の中小企業が多く、地元雇用を促進
技能実習制度などによる外国人労働者の受け入れも進行中
また、資材の調達や物流、廃材処理、設備メンテナンスなど関連業種にも経済的効果が波及しており、地域経済の多層的な活性化に貢献しています。
給排水設備は、都市インフラの根幹を成すものです。もしこの分野に問題が起きれば、社会生活は一瞬で機能不全に陥ります。
災害時の断水対応や緊急工事による生活基盤の早期復旧
感染症対策における衛生インフラの確保(病院・介護施設等)
工業用水・農業用水の適切な管理による産業支援
つまり、給排水工事は「ライフラインの守り手」であり、その存在は安定した経済活動の前提条件でもあるのです。都市化が進む現代において、その整備と維持管理がもたらす経済的価値はますます高まっています。
近年の給排水工事は、単なる配管敷設から、水資源の効率的利用と循環に関わる経済活動へと発展しています。
雨水貯留・再利用システムの構築
雑排水(グレイウォーター)の再利用
節水型設備の導入によるランニングコスト削減
自然災害対策型インフラ(地下貯水槽など)による防災経済の構築
これらは環境負荷の低減と経済的なコスト削減を両立させるものであり、環境と経済の好循環(グリーンエコノミー)に資する重要な投資対象となっています。
給排水工事は単体ではなく、さまざまな産業と密接に連携することで経済的広がりを生み出しています。
関連業種 | 経済的効果の例 |
---|---|
建材業 | 配管・接合部材・保温材などの需要拡大 |
設備メーカー | 給湯器・ポンプ・浄水器などの市場拡大 |
不動産業 | 水回り設備の質が資産価値に直結 |
保守サービス業 | 定期点検・メンテナンス契約による安定収益 |
環境コンサル | 浄化設備の設計や排水処理指導 |
こうした多様な分野との連携により、給排水工事業は「点」から「面」へと経済的な影響力を拡大させており、産業全体の価値創出に貢献しています。
給排水工事は、生活と産業の基盤を支えるだけでなく、その多面的な波及効果を通じて、地域・国家レベルでの経済活性化に大きく貢献しています。インフラ整備の担い手として、また環境・防災・スマート化といった未来的テーマに向けたプレイヤーとして、給排水工事の重要性は今後さらに高まるでしょう。
経済を「流す」のは、貨幣や情報だけではありません。水の流れを制御する技術と人材こそ、私たちの社会を目に見えないところで動かしている真のエンジンなのです。
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~多様化~
現代社会のライフラインを支える「給排水工事」は、単なる水道管の設置や下水道の整備にとどまらず、近年その役割と手法が大きく多様化しています。人口集中による都市インフラの高度化、持続可能な開発、自然災害対策、高齢化社会への対応など、多くの社会課題に直面する中で、給排水工事のあり方は進化を続けています。
従来の給排水設計は、一般住宅や中小規模の施設を対象とした標準化が進んでいましたが、今では次のような多様なニーズに応える形で設計が細分化されています。
高層ビルや大型商業施設向けの高圧給水システム
災害時の断水リスクに備えた緊急給水・貯水システム
医療施設向けの無菌水処理設備や排水の高度浄化処理
工場におけるプロセス排水と再利用に向けた水循環設計
これらは、各施設の機能や立地条件、環境基準に応じたきめ細やかな設計力が求められる分野です。
IoT技術やAIの導入により、給排水設備の設置・管理にも大きな変化が生まれています。
漏水検知センサーと自動遮断システムの導入
スマートメーターによるリアルタイム監視
地中レーダーや3Dスキャナーを活用した掘削の精密化
ドローンによる配管ルートの点検・記録
これにより、施工精度の向上や保守管理の効率化、さらには老朽化設備の早期発見が可能となり、安全性とコスト効率が両立されつつあります。
都市部の給排水工事では、騒音・振動・通行障害を最小限に抑えることが重要視されています。そのため、工法そのものも多様化しています。
非開削工法(推進工法、内面補修)
地下を掘削せずに配管を挿入したり、既設管の内面を樹脂で補強する方法。
スリップライニング工法
古い配管の中に新しい管を挿入することで、既存設備を活かしたまま機能を更新。
モジュール化されたユニット設置
工場で事前に組み立てたユニットを現場に設置することで、施工時間を大幅短縮。
こうした技術は、改修工事や施設の長寿命化において有効であり、特に更新需要が増す都市インフラにおいて注目されています。
給排水工事もまた、脱炭素社会の構築に向けて環境負荷を減らす取り組みが始まっています。
雨水利用システムの導入
トイレ洗浄や植栽散水に雨水を活用することで水道使用量を削減。
グリーンインフラとの連携
地下貯留槽や透水性舗装と連動し、都市型洪水やヒートアイランド対策に貢献。
排水の再利用(グレイウォーター)
生活雑排水の処理再利用により、水資源の有効活用を促進。
環境に配慮した設備設計や素材選び、地域の自然と調和したインフラ構築が求められる時代となっています。
給排水業者の役割も、単なる配管工事からより総合的なサービスへと拡張しています。
リフォーム事業との連携
水まわりリフォームと連動した一括施工提案。
コンサルティング業務
新築や改修における水利用計画、節水シミュレーションの提供。
サブスクリプション型の点検サービス
定期点検・水質検査・メンテナンスをパッケージ化したサービスモデル。
これにより、顧客との長期的な関係構築や、工事後の継続的な価値提供が可能となっています。
かつては目立たない存在だった給排水工事ですが、都市機能の高度化、環境配慮、技術革新、サービスの深化などを背景に、今や“戦略的インフラ”としての存在感を増しています。多様化は単なる手法の選択肢の増加ではなく、社会の課題解決や人々の暮らしの質向上に直結する価値の広がりでもあるのです。
給排水工事の現場には、これからも“水”という資源を軸にした無限の可能性が眠っています。
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~排水トラブル~
この記事では、給排水工事における起こりやすい排水トラブルの原因と対策、予防方法について、現場目線で詳しくご紹介します。
建物の快適性と衛生を支える給排水設備ですが、中でも「排水トラブル」は発生頻度が高く、居住者や施設利用者に直接的な影響を及ぼします。
主な原因:油脂・髪の毛・異物・スラッジの蓄積
発生箇所:キッチン、洗面所、トイレ、洗濯排水口
施工要因
勾配不足による排水不良
継手のズレによる流れの妨げ
配管サイズの不適合
主な原因:封水切れ、排水管の破損、通気不良
発生箇所:床排水口、トイレ、シンク下
施工要因
トラップ未設置・未接続
通気管不足または誤接続
長時間の使用停止による乾燥
主な原因:パイプ接続部の劣化、施工不良、凍結
発生箇所:床下、壁内、天井裏
施工要因:
シール不足(接着・ねじ込み)
支持金具不足による配管たわみ
配管保温の不備
主な原因:排水経路の閉塞、豪雨による公共桝の逆流
発生箇所:低層階の排水口、マンホール、屋外桝
施工要因:
非常用逆止弁の未設置
排水経路の設計ミス
枡の容量不足
対策項目 | 実施内容 |
---|---|
配管勾配の確保 | 最低1/100以上の勾配設計と実測確認を徹底 |
通気管の適切設置 | トラップの封水を守るため、適所に通気管を設置 |
トラップの種類選定 | 床置き・Pトラップ・Sトラップなど用途に応じて適切に選ぶ |
異物除去部材の設置 | グリストラップ・ヘアキャッチャー・防虫網などの活用 |
保温と凍結対策 | 屋外配管や寒冷地では保温材+電熱ヒーター設置が有効 |
定期点検:年1回以上の排水系統チェック(内視鏡検査含む)
高圧洗浄:集合住宅や商業施設では定期的な清掃が推奨
記録管理:トラブル発生履歴の記録と分析が再発防止に効果的
給排水工事における排水トラブルは、設計ミス・施工不良・使用上の管理不足のいずれか、または複合的要因で発生します。とくに「見えない場所」での施工が多いため、初期段階からの丁寧な施工と事後のメンテナンスが鍵を握ります。
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~配管種別~
給排水設備で使用される主要な配管種別とその特徴を、施工現場目線で深掘り解説します。
給排水工事は、建物の快適性と衛生環境を支える基幹設備であり、その中核を担うのが「配管工事」です。使用する配管の材質や用途により、施工方法や注意点が大きく異なります。
特徴:耐圧性に優れ、腐食しにくい。
用途:屋内外の給水配管全般に使用。
注意点:高温に弱く、直射日光による劣化リスクあり。
特徴:柔軟性があり、凍結に強い。
用途:寒冷地の屋外配管に多用。
注意点:専用継手による接続が必須で、施工技術が求められる。
特徴:高い耐久性と耐腐食性。
用途:高層ビル・公共施設のメイン配管に使用。
注意点:コストが高く、加工には専用工具が必要。
特徴:高温耐性があり、軽量・柔軟で施工が容易。
用途:戸建てや集合住宅の給湯管。
注意点:直射日光に弱いため、保護措置が必要。
特徴:熱伝導性が高く、耐圧性能も優秀。
用途:給湯器〜蛇口間の配管に使用されることが多い。
注意点:腐食しやすい地域(水質)では不向き。
特徴:軽量で加工が容易、コストも安価。
用途:住宅やビルの排水管に広く使用。
注意点:耐衝撃性が低く、埋設時の配管破損に注意。
特徴:熱湯(60~80℃)排水にも対応。
用途:厨房・浴室などの熱排水系統。
注意点:通常のVP管と混用しないこと。
特徴:高強度で遮音性に優れる。
用途:マンションや商業施設などの立て管・横主管。
注意点:重いため施工性は劣るが、耐久性は非常に高い。
使用圧が高いため、ねじ込み鋼管やSUS鋼管を使用。
各機器への配管距離が短縮でき、漏水リスクが軽減。
使用管種:架橋PE管・ポリブテン管など
判断基準 | 配慮点 |
---|---|
温度 | 給湯や熱排水には耐熱性が必要(HT管、PEXなど) |
水質 | 銅管・鋼管は地域の水質との相性を確認 |
施工場所 | 屋外・地中・天井裏など設置条件により管種を選定 |
耐久年数とメンテ性 | 長期使用を想定する設備は交換しやすい配管材を選ぶ |
給排水配管の材質と特徴を理解することは、施工品質・メンテナンス性・コストパフォーマンスに直結します。使用環境や用途に応じた最適な配管選定が、トラブルのない設備づくりの鍵です。
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~ヒアリング~
給排水工事は、建物の基本機能である「水の出入り」を担う極めて重要な作業です。しかし、その重要性とは裏腹に、お客様が詳しく理解していないことも多く、期待と現実のズレが発生しやすい分野でもあります。だからこそ、事前のヒアリングと要望の正確な把握が成功のカギを握ります。
給湯器の設置位置、トイレの水圧、キッチンの使い勝手など、設備がどのように使われるかは、家族構成や生活スタイルによって異なります。形式的な工事ではなく、「使いやすさ」に直結する提案をするには、丁寧なヒアリングが欠かせません。
工事完了後に「こんな仕様だとは思わなかった」「排水音が気になる」などのクレームが出る背景には、事前の説明不足や認識のズレがあります。聞くべきことを聞き、伝えるべきことを伝える、それがトラブル回避の基本です。
「この業者はよく話を聞いてくれた」という印象は、お客様の安心と満足度に大きくつながります。それが次の工事依頼や口コミ紹介へと発展します。
分野 | 質問例 |
---|---|
使用状況 | どこでどのように水を使っていますか?(洗面、キッチン、洗濯機など) |
将来の希望 | 今後、浴室やキッチンをリフォームするご予定はありますか? |
音や臭いの悩み | 排水音やにおいで気になる点はありますか? |
お困りごと | これまでに水漏れ・詰まりなどトラブルはありましたか? |
予算と優先度 | 必要最低限でよいのか、長く快適に使える提案が良いか? |
専門用語を避ける:難しい言葉は噛み砕いて説明しましょう。
図や写真を活用:イメージを共有しやすくなります。
メモを取り記録に残す:後からの確認・誤解防止になります。
工事後の生活を想像して提案する:ただ「通せる」ではなく「快適に使えるか」に着目しましょう。
給排水工事は、設備が完成してしまえば見えなくなる“裏方の仕事”です。だからこそ、お客様の声に耳を傾け、要望をきちんと反映する姿勢が大切です。信頼は、目に見えない部分の配慮から生まれます。
誠実なヒアリングは、確かな施工品質とともに、業者としての信頼と価値を高めてくれるのです。
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~図面~
ということで、給排水図面がなぜ欠かせないのか、どう活用すべきかを詳しく解説します♪
給排水工事は、建物の“生命線”とも言えるインフラを支える極めて重要な工程です。しかしその多くは天井裏や床下、壁の中などに隠れており、完成後には見ることができません。だからこそ「図面」による設計・管理が非常に重要です。
給排水図面は、水道本管からの引き込み、給水・給湯・排水の経路、配管のサイズ・勾配・接続位置などを明示した専門設計図です。建築図面や設備図と連携し、全体計画に基づいた正確な配管設計を支えます。
図面に基づくことで、配管の通り道やバルブの設置位置などが明確になり、施工ミスを大幅に減らすことができます。
建築、電気、空調など、他業種との工事が重なる中で、図面により設備の干渉や配線との衝突を事前に回避できます。
竣工後にトラブルが発生した際、図面をもとに迅速な原因特定や修理対応が可能になります。また、点検口の位置や配管の勾配確認にも役立ちます。
建築確認や水道局への申請など、法令・条例に基づく手続きにも、正確な図面が必要不可欠です。
ポイント | 内容 |
---|---|
正確な記載 | 管径、素材、勾配、支持間隔、接続位置などを明確に |
見やすさ | 色分けや記号を使って誰が見ても分かるレイアウトに |
現場との整合性 | 実際の建物構造とズレがないように常に最新状態を保つ |
更新管理 | 改修や増設に伴い、図面も必ず最新版に修正する |
図面あり:排水詰まりの原因箇所をすぐに特定、即日復旧。
図面なし:どこに管があるか分からず、壁や床をむやみに破壊して調査、費用と時間が大幅増。
給排水図面は、ただの設計資料ではありません。施工の正確さを支え、建物の安全性とメンテナンス性を高める「不可視の資産」です。図面を正確に作成・管理し、現場と常に整合を取ることが、真に信頼される給排水工事につながります。
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~設計~
ということで、給排水設備工事における「設計」の役割とその実務的な流れ、そして現場で起こる問題と設計の関係性を深く丁寧に解説していきます♪
建物にとって「水」は、電気やガスと並ぶ不可欠なライフラインです。その供給と排水のルートを「どう設計するか」によって、住み心地やメンテナンス性、将来のトラブルリスクまでが決まるといっても過言ではありません。
給排水設備設計とは、生活用水を必要な場所へ送り、使い終えた水を確実に排出するための配管・機器配置を計画することです。
ただ水を通すだけでなく、
必要な水量・水圧の確保
配管経路の最適化
他設備(電気・ガス・空調)との干渉防止
メンテナンス性の確保
建物全体の美観・性能とのバランス
など、多面的な視点で行うことが求められます。
給水・給湯設備(上水道・給湯器・ポンプ等)
排水・通気設備(排水管・通気管・桝・浄化槽等)
衛生器具(トイレ、手洗い器、洗面台、浴槽など)
給湯機器(エコキュート、ガス給湯器、電気温水器など)
屋外配管・公共桝・浄化槽への接続経路
📘 すべては、「適切な設計がされていれば、快適で安全な暮らしが長く続く」ための基盤です。
建物の用途(住宅・店舗・工場など)
延床面積、階数、衛生機器の数と種類
使用水量の想定(人数・業種により異なる)
📐 この段階で「設計の前提条件」が定まります。
公共水道から引き込み → 水道メーター → 給水ヘッダーへ
各器具へ適切な水圧と配管ルートを確保する
高層階ではポンプ・加圧装置の設置が必要な場合も
🛠️ 水圧が不足すればシャワーが弱くなり、過剰なら器具が劣化しやすくなる。バランスが重要です。
給湯器の選定(容量・熱源)
給湯対象器具との距離・配管径の確認
保温材の選定・凍結対策も含めて設計
📌 給湯ルートが長すぎると、湯が出るまでの時間や熱ロスが増加するため、コンパクトな配管計画が理想です。
排水勾配(1/50〜1/100)を確保し、逆流・詰まりを防止
通気管(ベンチパイプ)を適切に配置し、臭気・負圧の抑制
雨水・雑排水・汚水の系統分離の徹底
🔍 排水設計こそ、暮らしの“見えない快適さ”を支える鍵です。
メーカー図面に基づく給排水芯の確認
トイレや洗面台の設置高さ・寸法の調整
専用給排水の必要性(洗濯機、食洗器、業務用シンクなど)
📏 納まりのズレは後からの修正が困難なため、設計段階での正確な確認が必須です。
敷地内の配管ルートと高低差
公共桝の位置、浄化槽、雨水桝との接続
凍結地域では深度・保温設計にも配慮
🌧️ 雨水・排水が建物周囲に溜まることがないよう、敷地外への排水計画も重要です。
寸法の取り違え、基礎の段差ミスにより水が流れず臭気や詰まりが発生
👉 建築設計と水勾配の連携が重要。早期の情報共有で防げます。
想定より給水管が長く、圧損が増えて水が弱い
👉 水圧試験とバルブ位置の調整、ポンプ導入の検討が解決策。
配管スペースの確保が甘く、施工時にトラブルに
👉 3D図面や設備干渉検討会議(干渉チェック)で事前に防止。
節水型器具/雨水利用システム/グレイウォーター再利用
ヒートポンプ式給湯器(エコキュート)などの再エネ対応
🌱 SDGs時代の設計者は「水とエネルギーの未来」も見据える必要があります。
点検口の設置/配管更新がしやすい設計
樹脂配管(架橋ポリエチレン管など)の採用
🔧 建物は使われ続けて初めて“良い設計”と言えるのです。
BIMモデルで構造・設備・建築の連携がしやすくなる
自動干渉チェックや数量拾い出しも効率化
💡 設計と施工の“分断”をなくす技術が、設計者の新しい武器になります。
給排水設備の設計は、派手さこそありませんが、建物の快適性・安心・使い勝手を根底から支える非常に重要な業務です。
機能性だけでなく
将来の修繕まで見越して
多くの専門職との連携を前提に考える
それが、真にプロフェッショナルな給排水設計です。
水の流れを設計するということは、
その建物で暮らす人の「暮らしの流れ」も設計するということなのです。
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~確認事項~
ということで、給排水工事の施工前に必ず確認すべき10のポイントを、設計・現場・施主との連携の視点から詳しく解説します♪
水まわりは建物の「命」。しかし、一見シンプルに見える給排水工事の中には、実は複雑な設計条件・法規制・現場対応の知識と技術が詰まっています。
そして、施工の良し悪しを分ける最大のポイントが「事前確認の徹底」です。
給排水工事とは、生活に必要な“水を通す道”をつくる仕事です。
主に以下のような内容が含まれます。
給水管・給湯管の配管・接続
排水管・通気管の配管と勾配設計
衛生器具(トイレ・洗面台・キッチンなど)の接続
水道メーターや浄化槽、公共桝への接続
しかし、この工事は「見えなくなる工事」であるがゆえ、施工前の確認不足=大きなトラブルのもとになることも。
既設の給水管・排水管・ガス管・電気配管のルートを調査
詰まり・腐食・破損・不明配管の有無
境界線付近・他社インフラとの干渉チェック
📌 図面があっても、実際の配管ルートが違うことも多い。目視+探査機器による現場調査が基本です。
公共水道か井戸か?加圧ポンプが必要か?
水圧試験(特に高所階での使用圧確認)
元バルブの位置確認・止水方法の確保
💧 水圧不足はシャワー・洗面等のトラブルに直結。事前確認必須です。
排水管の通り道と勾配(1/100〜1/50)の確保
公共下水桝の位置と高さ/敷地内桝の改修の必要性
浄化槽の有無・合併か単独か・放流先の確認
🔍 勾配不良は逆流・臭気・排水不良の三重苦に。測量機器での高低差確認が重要です。
地中障害(岩盤・ガラ・既設配管・擁壁など)
掘削深さと安全対策(山留め・埋戻し材の選定)
重機進入の可否・仮設道路の有無
🛠️ 掘削に想定外のコストと時間がかかることも。事前の情報共有と工程調整が不可欠です。
給湯・排水・ガス・空調・電気・床暖などとの干渉リスクの把握
同一スリーブの使用ルール、支持金物の位置確認
特に床下・壁内の取り合い確認が重要
📐 設備BIMや3D図面がある場合は、干渉チェックを事前に済ませておくとベスト。
トイレ・洗面・浴槽・洗濯パンなどの機種別の接続条件
メーカー図面での給排水芯・接続口の確認
設置高さ(例:手洗い器の高さ850mmなど)とバリアフリー配慮
📏 型番ミスや高さズレはやり直し・クレームの元になります。
エコキュート/ガス給湯器の号数・設置スペース・排気条件
循環配管・リモコン線の配線ルート
ポンプの水量・揚程設計/凍結防止ヒーターの有無
💡 設置環境が合っていないとメーカー保証対象外になるケースもあるので要注意。
他業者(大工・クロス・左官・塗装など)との作業バッティング防止
コンクリート打設/内装完了日との兼ね合い
夜間・休日作業の可否/施主・近隣への配慮
📆 工程のズレ=配管の露出や断水期間の延長などにつながるため、連携と柔軟性がカギです。
止水日時の調整と仮設水道の準備(特に改修工事)
試運転時の施主立会/漏水チェックの方法
万が一の水漏れ保険・工事保険の確認
🔧 水を扱う工事は、万が一に備えたリスクマネジメントもプロの技術の一部です。
現場での「想定外」(寸法変更・機器変更・納期遅延など)への対応力
記録(写真・報告書・LINE連絡など)の残し方
変更契約・差額精算の流れを施主と事前に合意しておく
📝 「言った言わない」にならないよう、報連相と記録の文化を徹底することが肝心です。
給排水工事は、一見すると「水を通すだけ」のように見えるかもしれません。
しかし実際は、建物のライフラインを設計・施工・維持するための繊細で高度な仕事です。
そしてその成否は、施工前の“事前確認”がすべてを決めると言っても過言ではありません。
地盤・配管ルート・勾配の確認
他設備との取り合い
施主・現場・設計とのすり合わせ
こうした「準備」の積み重ねが、
トラブルのない現場、信頼される業者、長持ちする設備をつくるのです。
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~配管の種類とその特徴~
ということで、給水管・排水管の主な種類と特徴、選び方のポイント、耐用年数やメンテナンス方法 について詳しく解説します♪
給排水工事において、配管の種類は水の供給や排水の効率、耐久性に大きく影響する重要な要素 です。適切な配管を選ばないと、水漏れ・錆び・詰まり・劣化による破損 などの問題が発生し、建物全体の耐用年数にも影響を及ぼします。そのため、配管の種類と特徴を理解し、用途に応じた最適な選択をすることが重要 です。
給水管は、建物内に清潔な水を供給するための配管 であり、耐久性や衛生面が特に重要視されます。以下に代表的な給水管の種類とその特徴を紹介します。
✅ 特徴
・ 耐久年数:15~20年
・ 鋼管の表面を亜鉛メッキで覆い、錆びにくくした配管
・ かつては住宅やビルの給水管として広く使用されていた
✅ メリット
・ 強度が高く、衝撃に強い
・ 比較的安価で施工しやすい
✅ デメリット
・ 時間とともに錆びやすく、赤水や詰まりの原因となる
・ 耐用年数が短く、現在では他の素材に置き換わることが多い
📌 現在はステンレス管や樹脂管への更新が進んでいる!
✅ 特徴
・ 耐久年数:20~30年
・ 腐食しにくく、耐熱性が高いため、給湯管にも使用される
✅ メリット
・ 水質に影響を与えにくく、衛生的
・ 耐熱性に優れ、給湯配管にも適している
・ 比較的長寿命
✅ デメリット
・ 酸性水に弱く、腐食しやすい環境では劣化が早まる
・ 施工コストが高め
📌 現在でも給湯配管などで使用されるが、樹脂管への移行が進んでいる!
✅ 特徴
・ 耐久年数:40~50年
・ 錆びにくく、耐食性・強度に優れた高性能な配管
✅ メリット
・ 非常に耐久性が高く、長寿命
・ 衛生的で、水質への影響が少ない
・ 耐熱性・耐衝撃性に優れる
✅ デメリット
・ 施工コストが高い
・ 加工が難しく、専用の工具が必要
📌 病院・食品工場など、衛生管理が重要な施設で特に多く使用!
✅ 特徴
・ 耐久年数:40~50年
・ 柔軟性があり、施工が簡単な樹脂製配管
✅ メリット
・ 錆びないため、水質を維持しやすい
・ 柔軟性があり、耐震性に優れる
・ 施工が容易で、工期短縮につながる
✅ デメリット
・ 紫外線に弱いため、屋外使用には不向き
・ 高温の水が長期間流れる環境では劣化しやすい
📌 現在の新築住宅では、給水管・給湯管ともにPEX管が主流!
排水管は、使用済みの水や汚水を効率よく排出するための配管 であり、耐久性や詰まりにくさが求められます。以下に、代表的な排水管の種類と特徴を紹介します。
✅ 特徴
・ 耐久年数:30~40年
・ 軽量で施工が簡単な塩化ビニル製の排水管
✅ メリット
・ 錆びないため、長寿命でメンテナンスが容易
・ 軽量で、施工がしやすい
・ 耐薬品性に優れ、汚水・酸性水にも対応可能
✅ デメリット
・ 紫外線に弱く、屋外での使用には保護が必要
・ 衝撃に弱く、割れやすい
📌 現在、住宅やビルの排水管の主流!
✅ 特徴
・ 耐久年数:40~50年
・ 塩ビ管の内側に耐火層を持つ、高耐久な排水管
✅ メリット
・ 高い耐火性能を持ち、マンションやビルの排水管に最適
・ 耐衝撃性が高く、割れにくい
✅ デメリット
・ コストが高め
📌 防火地域での建物には必須の配管!
✅ 特徴
・ 耐久年数:50年以上
・ 強度と耐久性に優れた金属製の排水管
✅ メリット
・ 耐久性が非常に高く、長期間使用可能
・ 遮音性に優れ、流れる水の音を軽減できる
✅ デメリット
・ 重量があり、施工が難しい
・ 錆びやすく、定期的なメンテナンスが必要
📌 高層ビルや商業施設で使用されることが多い!
✅ 給水管は、錆びにくく耐久性の高い「ステンレス管」や「PEX管」が主流
✅ 排水管は、施工しやすい「塩ビ管(VP管・VU管)」が住宅向けで広く使用
✅ マンションや高層ビルでは、耐火性のある「耐火二層管」や「鋳鉄管」が適している
✅ 用途・環境に適した配管を選ぶことで、メンテナンスコストを削減し、建物の寿命を延ばせる
🏠 適切な配管の選定とメンテナンスで、安心・快適な給排水環境を維持しよう!
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